社会に出る前にうつ病になったが、どうにか人生終わらずに生き延び続けている件。

こんにちは。 よもぎびわです。

 

今でこそリアル・ネット上ともに、「極度のマイペース自由人」「つかみどころがない奴」等のイメージで見られがちな私ですが(否定しようのない事実だけど)。
実は昔、うつ病を患っていた事があります(闘病歴約6年・2年前に寛解)。

 

 

ここ最近は特に生きづらい時代になっているように感じて、そのせいか心を病んでしまう人も多く・・・
「現在苦しみの真っ只中でもがいている人」って多いと思います。

 

それに対して、病気経験者が何か役に立てる事があるとするならば、

経験したこと・感じたことを自分の言葉でそのまま語る。

アドバイスするというよりも、ただ淡々と良かった事も悪かった事も包みかくさずに事実だけを伝える。

 

どうしてそんな事が役に立つと言いきれるかというと、

私自身も一番つらかった頃、時にはそのような書籍・ブログ・SNS等にすがって、
どうにか前を向いて進めるようになった事もあるから。

実行できるかどうかわからないアドバイスよりも、励まされる部分・生かす部分を自分で選べる個人の体験談の方がちょうど良かったんです。

 

 

置かれた状況も経過も一人として同じ人なんていないからこそ、それぞれが自分の言葉で語る価値があるのではないかと感じます。

どれが誰の心に響くかなんて出会うまでは決してわからない。

ならば得ることが出来る選択肢は、ひとつでも多いほうが良い。

 

私の経験談も記事として残しておけば、いつか何かしら役にたつ事もあるかもしれないなぁと。
自分の中だけに閉じ込めて全く生かさないよりは、きっとずっと良いはずだと信じます。

 

 

うつ病発症~完治に至るまでの略歴


今のように自分の信念に従ってしっかりと生きられるようになるまで、結構長い時間を費やしました・・・
そのために20代のほとんどをつぎ込んだ、と言っても過言ではないのかもしれません。


ざっくり図解すると、今までこんな感じでうつ病と付き合ってきました。

 

2010年 専門学校時代にうつ病診断、後に休学

2012年 休学期間満了するも復学できる状態ではなかったので退学、治療に専念

2014年 少し状態が良くなってきたので、就職活動始める

2015年 就職。通院と仕事を両立する生活が始まる。

2016年 仕事を続けながら断薬。無事に成功したので同時に通院治療終了。

2018年(現在) 寛解から2年経過、現時点では再発なし

 

 

●比較的若くにうつ病になったせいで、将来が閉ざされたような気がした。

 

私の場合、21~27歳という、大抵の人が社会人として生きるための基礎を作る時期が、ごっそりと抜け落ちてしまっています。


健康な人が学業・仕事などにがむしゃらに励んで経験を積んでいくような時期に、私は一日一日を死なずに無事に終わらせることだけで精一杯。


同年代の人にはどんどん置いて行かれていくのに、自分はどれだけたっても同じ場所から歩き出す事が出来ない。むしろ後退さえしているのかも?
最初の3~4年はずっとそんな感覚に付きまとわれていました。


「自分の人生 = 死ぬまでの消化試合」と本気で考えていた記憶もあります(自殺とか計画するような気力すらないし)。

 

そんな感じで、人生で一番辛かった時期が私の場合20代前半になるわけですが・・・
正直記憶にずっともやがかかったような感覚が取れなくて、かなり忘れてる事も多いです。
周囲の方が私自身よりも、よっぽどその時の状況を覚えている。

どうやら人って、極度に辛い事があると、その先の未来を生きていくのに支障をきたすからか、記憶が飛んでしまう事もある・・・
我が身を持ってこれは真実だったと、常々実感しています。

 

 

●ちょっと遅咲きでも社会に居場所は出来る。自分が諦めさえしなければ。

 

そんな経緯があったため、無事に社会人になれたのは26歳。かなりの遅咲きですね。
うつ病で何も出来なかったせいで同年代と比べて、世間知らず・社会経験が少ない・それを覆す武器もない。

それでも受け入れてくれる職場を探すのには、非常に苦労しました。

「このまま誰からも必要とされず、一生働けないのか」なんて思った回数は数え切れません。

 

最終的に1年くらい時間がかかってしまいましたが、人柄・資格優先(技術職なので)で選考している会社に就職が決まりました。
ですがどうにか勝ち取って安心したのもつかの間で、就職したばかりの頃は仕事を覚えるのと同時に、自分のコンプレックス(前述の、世間知らず・社会経験が少ない・それを覆す武器もない)との戦いもあって大変でしたね。
その時はまだ通院を続けていて、考え方も今よりネガティブだったから余計に。

 

それを差し引いても、ちゃんと職につけたという事実は少なからず自身には繋がりました。

諦めなければ道はいつか開けるのかもしれないなと。

 

 

●苦労して就職したその後、現在はどう変わったのか?


なんとか社会人4年目を迎えた今、あの頃よりは周囲に追いつけたような気がします(気のせいじゃないことを願う)。
とはいえ「順風満帆に生きている人との、物理的な経験値の差は絶対に覆らない」という諦めはやっぱり心の何処かに持っていて。


その分、人より頭を使うだとか経験値があまり関係しない分野で補っていこうという考え方で、それなりにどうにかやっています。

有り難いことにそういった部分で評価してくれる人もいるので、その点は恵まれているなと。

 


ここから突然例えがゲーマー*1になりますが(笑)。 一番説明しやすい形態だからご容赦いただくとして。

少し余裕が出てくると、いつの間にかレア特殊武器*2(闘病経験)を手元に抱えていることに気づいたり。
他人の平均よりは多少低いかもしれないけど、経験値をつんで自分のレベルもそれなりに上がって。

一般的なやり方からは外れるかもしれないけど、自分なりの立ち回りが出来るようになっていくのが徐々にわかっていきました。

 

 

 

そんな感じで今回は、うつ病だった頃について振り返ってみました。
有益なアドバイスなどが出来るわけではありませんが、何かの参考資料程度になればなと!
メンタルが不調になったのをきっかけにアロマとかと出会ったので、今度はそこらへんの話を広げていきたいです(^^)

*1:よもぎびわは結構オタク趣味好き。ゲームはやりこみ要素強いのが好きなので、たまに廃人になってます。

*2:職業によっては大いに利用価値あり